■□ 住宅メーカー 「自由度高い企画型」提案 □■
面積を抑えたり、設計や営業を効率化することでグロス価格を圧縮する住宅商品
が増えてきた。
延べ床面積30坪前後で1000万円台の住宅供給によりポスト団塊ジュニア世代
をはじめとした若年層の持ち家ニーズに応えていく。
低迷する住宅市場ではあるが、根強い持ち家志向があることから、低価格商品に
は一定の需要がある。
ただ、安易な価格競争にはまるのは得策ではなく、各社とも独自性を重視したデ
ザインやプランを提案する。
◆若年層の需要に照準 ポスト団塊Jr.の購買意欲喚起
ミサワホームがこのほど発売した企画型住宅新商品「スマートスタイルC」は、
今後の受注のボリュームゾーンとなることが見込まれるポスト団塊ジュニア世代
(27〜33歳)がターゲット。
これまでのスマートスタイルシリーズに比べて一回り小さく、ムダを極力省くこと
で価格も抑えたコストパフォーマンスの高さが売りだ。価格は32坪タイプで
1500万円台・坪単価47万2000円、28坪タイプは1400万円台。
スマートスタイルシリーズではもっとも低価格の設定。基本的な空間
設計は限られるが屋根形状、外壁、サッシ、バルコニーなどの組み合
わせで好みの外観に仕立てられる。組み合わせは数千種類という。
室内も10社以上のインテリアメーカーとコラボレートして購入者の独自色を出せる。
パナホームも4月から関西圏で先行販売していた参考価格1892万円・約30坪
の企画型住宅「エルソラーナCUBE」をこの秋から期間限定で全国展開に踏み切
る。「内装は自由設計に対応するスケルトン販売のイメージ」(上田勉社長)と、
企画型でも多様なニーズに対応する。
面積を抑えて販売価格を下げる住宅商品は、この春に三菱地所ホームが「セレキ
ューブ」、エースホームが「シータス」を発売。延べ床面積30坪程度で参考価格は
1000万円台に抑えている。
エス・バイ・エルのネット販売商品「LinC」と平屋建て商品も同様の概念で
開発したもの。これまでのネット商品が40坪前後を基本にしていたのに
対して、30坪前後で提案する。
販売が堅調な建売住宅の多くが30坪前後の面積で建物価格を1500万円程度に
抑制しているマーケットを参考にした。2階建ては30坪前後に、平屋建ては20坪前
後に抑え、価格を従来の平均販売価格約1700万円から約1000万円に引き下
げた。
2階建ては33プランを用意。耐震・耐久といった基本性能は性能表示の最高等級
のグレードを維持するとともに、大型の吹き抜けと廊下を設けないプランニングで
限りある面積でも広さを感じられるようにした。
posted by きよん at 19:20| 福岡

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